立教うんちく話
第3回 「校歌『栄光の立教』」
芙蓉の高嶺を雲居に望み 紫匂える武蔵野原に
厳しく(いかしく)そば立つ我等が母校
見よ見よ立教 自由の学府
校歌「栄光の立教」は、1921年本学が東京六大学野球連盟に加盟したのをきっかけに作られました。
作詞は当時の学長事務取扱・杉浦貞二郎氏が立教中学校教諭の諸星寅一氏に依頼。
できあがった歌詞に杉浦学長の発案で「自由の学府」の部分が加えられたそうです。
それに東京音楽学校(現・東京芸術大学)教授の島崎赤太郎氏が曲をつけ完成しました。
「芙蓉」は富士山の雅称。「紫匂える」は武蔵野の枕詞ですが、この「紫」はムラサキという草を指しています。
歌詞を言い直すと「富士山が遠くに見え、ムラサキの花が咲き乱れている武蔵野台地に自由の学府である立教大学の校舎が堂々とそびえたっている」となります。
ちなみにこの校歌、完成から5年経過した1926年の卒業式で初めて公に歌われたそうです。
どうぞみなさん思い思いに歌詞のイメージを膨らませてみて下さい。
RIKKYO UNIVERSITY GUIDEより一部引用