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おしらせ

校友会が学生920名に第一食堂で提供されているお米をプレゼントしました

池袋キャンパス第一食堂で手供されているお米は、
立教大学と30年以上交流が続いている山形県高畠町上和田有機米生産組合でつくられたお米です。

例年は第一食堂で学生たちも気軽に味わうことができていましたが、
今年は秋学期に1カ月程度営業したものの利用者の少なさから3月末まで休業することになりました。
これにより、お米を提供していた上和田有機米生産組合も大量のお米の出荷先がなくなってしまう状況に。
そういった事情を知り、本来食堂で食べるはずだった学生たちにお米を届けようとプレゼント企画を実施しました。
数に限りがあり、応募してくれた全ての学生にプレゼントすることはできませんでしたが、合計920名の学生に各5kgのお米を届けました。

高畠風景  配付したお米

■ ■ ■お米を受け取った学生の声■ ■ ■
LI XINTONGさん(異文化コミュニケーション学科4年)

学生中国出身で、都内で一人暮らしをしています。
生活費を抑えるためになるべく自炊をするようにしているので、お米のプレゼントはとても嬉しかったです。
もともとお米が大好きなんです。色々な国のお米を食べてきましたが、日本のお米が一番美味しいですね。
昨年までは第一食堂もよく利用していて、好きなメニューはタコライスでした。
今年はほとんどキャンパスに通っていないので、久しぶりに第一食堂のお米を食べることができより一層嬉しかったです。

■ ■ ■お米を受け取った学生の声■ ■ ■
土屋薫さん(コミュニティ政策学科3年)

学生私は高畠町の出身です。この企画のお知らせが届いたとき、地元のことを多くの人に知ってもらえると思い、とても嬉しかったです。
今、埼玉で一人暮らしをしているのですが、買い物をしていても自然と地元の食材を手に取っています。
やっぱり高畠のお米は美味しいんです。年末年始に実家に帰りたいので、今自主的に移動を自粛しています。(12月中旬にインタビュー実施)地元に帰った時にはこういう企画があったことを伝えてきます。

■ ■ ■生産者の声■ ■ ■
上和田有機米生産組合 渡部宗雄組合長

組合の皆さま社会経済の問題にもなっていますが、企業・店舗の休業等でアルバイト先を失った学生さんもいると聞き、
学業継続にかかわる事であると報道を見て案じていました。
コロナ禍の中、校友会による支援米は学生の皆さんにとって大きな励ましになった事と思っています。
私たちにとっても第一食堂へ行くはずの倉庫内の米が学生さん達の元へ…最も理想的な解決ができた事で栽培の苦労も報われた思いです。
今後も『生産現場と大学生』という全く違う立ち位置の中、共に考え、共に感じ、共にできる事を探すために
立教とのフィールドワーク、顔の見える関係を大切にして行きたいと思います。

30年以上続く、山形県高畠町・上和田有機米生産組合と立教大学のつながり

山形県高畠町は1970年から有機農業に取り組む先進的な地域です。
1986年のチェルノブイリ原発の事故をきっかけに、自然環境に対する関心が高まった頃、
大学教育の中でもそういったことを考える場を作ろうと、1989年に自然環境やいのちについて学ぶプログラム「農業体験」が高畠の地で始まりました。
それ以来、今日に至るまで上和田有機米生産組合の皆さまの協力のもと、立教の学生たちが農業のお手伝いや民泊を通じて高畠での生活を体験しています。


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