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立教うんちく話

第71回 延世(ヨンセ)大学

立教大学の国際交流は、韓国と非常に深い繋がりがあります。
2010年度に梨花女子大学、西江大学と協定を結び、延世大学、高麗大学、聖公会大学と合わせ計5校の協定校を有するに至りました。
今回は、特に関係の深い延世大学について紹介いたします。

立教大学では2010年7月現在、20カ国41校の大学間協定を有しています。
延世大学は、その6番目として、また韓国では1番古くからの協定校として、1985年に協定を締結いたしました。協定締結以来、長年にわたり学生交流・学術交流により両校の関係を深め、これまでの25年間に39名の立教生が延世大学で学び、52名の延世大学の学生が立教で学び、それぞれ交換留学生が両国で活躍していることは言うまでもありません。
このほか、国際交流プログラムとして、2002年日韓ワールドカップを機に、立教大学、延世大学、慶應義塾大学、中国復旦大学の4大学でリーダーシップフォーラムを毎年開催し、各大学で選抜された学生同士が1週間にわたり国際的テーマについてのディスカッションや文化交流を行っています。

1885年創立の延世大学は、学部学生約20,000人、大学院生約12,000人の規模、17学部19研究科、大学病院までキャンパス内に有する総合大学であり、ソウル大学、高麗大学とともに各界に著名人・有識者・実業者を多く輩出する名門大学として知られています。
キャンパスは、他大学と大学街を形成する活気溢れるソウル市の中心部に位置し、中でも目を惹くのが、その広大なキャンパスの中央に位置するシンボル的建物です。立教大学本館と見紛う作りで、この建物を前にするとまるで立教大学にいるかのような錯覚を覚えることでしょう。韓国を訪問の際には、一度足を運んでみてください。


延世大学 アンダーウッド館

最初の宣教師アンダーウッドを記念して命名
設計者は、立教大学本館と同じ建築家マーフィー


尹東柱国際交流奨学金

  

もう一つ、歴史的人物との関わりも紹介いたします。
国民的詩人として若くして非業の死を遂げた尹東柱氏もこの延世大学(旧 延禧専門学校)に学び卒業後、立教大学に入学しています。
立教大学では、2010年度より同氏の偉業を称え、日韓友好のため活躍を期待する韓国国籍の私費外国人留学生の勉学意欲を向上と充実した学習・研究活動の支援を目的として『尹東柱国際交流奨学金』を新設し、奨学金の支給を開始いたしました。
2010年現在、立教大学で学ぶ韓国人留学生は274名(全留学生529名)と最大数を誇っています。

>尹東柱略年譜
>延世大学
>立教大学の国際交流


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