立教うんちく話
第69回 立教学院創立記念日
5月5日は、学院の創立記念日です。
今年は5月7日に新座、池袋の両チャペルで136周年をお祝いする記念感謝礼拝が捧げられました。
5月5日の由来
現在、学院の創立記念日は公式に5月5日となっていますが、いつからなぜ5月5日が創立記念日になったのか、
はっきりとはわかっていません。ウィリアムズが私塾を開設したその日を創立記念日とするならば、2月3日になります。
たしかに、明治のころには1月末から2月にかけて創立記念式を挙げていたようですが、いつのころからか
5月5日を創立記念日とするようになったようです。
「立教学院百年史」はこの日の由来を「男の子の学校だから(創立当時は“Boys school”と称していた)
男子の節句に祝うことにしたもののようである。」と推測しています。
ブランシェの報告
立教の創立を告げる1874(明治7)年2月20日付のレポート。
『2月3日』に開校した時は生徒がわずかに5名であったが、現在では15名になったと述べてあります。
「立教学院百年史」より
明治年代では1月末から2月にかけての適当な日に創立記念式を挙げているが、いつのころからか5月5日を創立記念日とするようになってきている。
それは男の子の学校だから(創立当時は“Boys school”と称していた)男子の節句に祝うことにしたもののようである。(中略)
つぎに「立教」と称した時からということにしても、残念ながら何年何月何日からと、その日を明確にできないのである。
1875年1月までに「立教学校」の名称が定まっていたといえるだけである。
なお、創立年月日は、法的に学校設立の認可を得た日にすべきであるという現在の通念は、立教の場合には当てはまらない。というのは、
当時居留地内の外国人の事業は、日本役所への許可乃至届出は不要であったからである。
従って、立教創立当時の公文書はなく、校名・地番・創立年月日など、今となっては明確を欠かざるを得ないのである。(後略)
チャペルの礼拝
立教では創立記念日、クリスマスイブ礼拝、卒業礼拝など立教学院や大学の節目や行事にチャペルで礼拝が行われていますが、
そのほか1年を通してさまざまな礼拝が行われています。
それらの礼拝は、信徒であるないにかかわらず、学生・教職員・一般の方、どなたでも参加できます。
どうぞお気軽にお越しください。