立教うんちく話
第64回 立教のクリスマスと2本のヒマラヤ杉
池袋キャンパス本館(モリス館)前の2本のヒマラヤ杉は、1920年ごろ植林され、樹齢約90年と推測されます。
高さは現在、約25メートルで、今も成長を続けています。
そのヒマラヤ杉へのクリスマスイルミネーションの始まりは、戦後まもない1949年ごろ。
当時400個あまり取り付けられていた色電球は、現在、1,050個と数こそ多くなりましたが、当時と変わらない白熱灯の灯りは、訪れる人の心まで温めてくれるようです。
2009年度のイルミネーション点灯式は、
- 池袋キャンパス 11月30日(月) 17:45開場 18:15~開始
- 新座キャンパス 12月 1日(火) 18:00開場 18:30~開始
両キャンパスともに、イルミネーションの点灯期間は、教会の暦に従い、キリストの降誕を待ち望む期間(降臨節)からキリスト誕生を祝い、地上への顕現を祝う日(1月6日「顕現日」)までの4週間となっています。
2008年度のイルミネーション
ヒマラヤスギ
(ヒマラヤ杉、学名:Cedrus deodara)マツ科ヒマラヤスギ属の常緑針葉樹。別名、ヒマラヤシーダー
学校や病院、お役所の玄関先や公園によく植えられている、とても背が高くなる樹です。
スギと呼ばれていますが、スギと近種ではなく、マツに近い種です。
ヒマラヤ原産で、日本では栽培種ですが、原産地のヒマラヤ北西部からアフガニスタンなどでは、高さ60mにもなるそうです。(ちょっとしたビル並みですよね)
球果(松ぼっくり)も大変大きく、全長8~15センチぐらいになります。
しかし完全に熟すと、樹上でばらばらになって果鱗(かりん、松ぼっくりのうろこ状の部分)が種子といっしょに飛び散ってしまうので、大きいままで手に入れるのは、むずかしいかもしれません。
ヒマラヤ杉の松ぼっくり
崩れる前の貴重な松ぼっくり。。13センチくらい。
崩れたあとの松ぼっくりの頭の部分。
バラの花のような形をしています。