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立教うんちく話

第14回 「タイムカプセル」

1894(明治27)年、東京築地の外国人居留地57番で立教学校校舎の定礎式が行なわれました。
「六角塔校舎」と呼ばれたこの校舎の基部に「A.D.1894 明治廿七年」と刻まれた礎石が置かれました。
礎石の中には鉛製のカプセルが納められ、そこには当日発行の新聞や生徒の作文、名簿や成績表、旧新約聖書など42点の品々が封入されました。

29年後の関東大震災でこの校舎が全焼した後、1925(大正14)年、東京府下の池袋に再建された立教中学校の校舎に六角塔の焼け残った礎石を移し据えた上に、「1925 大正十四年」と彫られた新礎石を重ねて池袋校舎の「いしずえ」としました。

この新礎石の中にも12点の各種記念品を入れたカプセルが納められました。
1999(平成11)年に立教中学校の新校舎が完成し、旧校舎を取り壊すにあたってこの「いしずえ」を撤去した際、2つのタイムカプセルが開かれて社会的関心を呼びました。

収納物は、立教関係、キリスト教関係・聖公会関係、時事関係の3種に大別することができます。
当時の青年たちがタイムカプセルにより伝えようとしたものとは。。
百十余年前にしばし想いをめぐらせてみてはいかがでしょうか?

タイムカプセルにこめた想いとは…

大型のカプセル(約18×30×24㎝)は明治の、小型のカプセル(約17×17×5㎝)は大正の礎石に納められていた。


中に入っていたものの一部



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