立教うんちく話
第10回 「第一食堂の椅子」
正面入り口から食堂ホールに入ると、まず目に付くのは美しい木製のテーブルと椅子です。
今までは耐久性を重んじたスチール製のものでしたが、リニューアル時に木製のものに変わりました。
製作は温かみのある木製の家具を作る「北の住まい設計者」。
北海道の廃校を工場として、素材にこだわりを持ち、家具を工業製品としてではなく、昔ながらの手仕事で一つ一つ丁寧に作り上げて行くことが特徴の工房です。
椅子を見てみると、背の部分にゆりのマークがくり貫かれています。
これは第16代総長大橋教授の発案。
「ぜひ、このマークをいれてほしい」と、自らデッサンを提出したこだわりようです。
背部分の板がカーブしているため、家具職人の方が手作業で丁寧に一つずつくり貫いて製作してくださいました。
RIKKYO UNIVERSITY GUIDEより引用