立教うんちく話
第1回 「立教のつた」
立教大学の本館(モリス館)は、正面から見て時計台の左側から図書館にかけての一帯にツタ(ナツズタ)、右側は常緑のキズタ(フユヅタ)が植えられています。
冬の間、赤レンガの壁が目立つ本館や図書館旧館は、春になるとツタの新緑でおおわれ、キャンパス全体が活気に満ちます。ツタは1924年にバスケット部が第一回のリーグ戦に優勝したとき、それを祝して神学院のチャペル(今は取り壊されてありません)の壁にはっていたキズタの株を引き抜いて時計台の右側に植えたということです。
また翌年1925年に目白の自由学園の校舎に絡んでいたツタの株を分けてもらって、時計台の左側に植えたそうです。
・・・・・いつの頃から、受験生は本館のツタに触れると合格する。
新入生は本館のツタが枯れる秋までに恋人ができないと4年間ずっとできないまま、などと、言い伝えられています。