立教タイムトラベル
第35回 「1887(明治20)年2月、日本聖公会設立総会」
立教学院の創設者ウィリアムズは、日本聖公会の初代主教でもあります。
これは、大阪三一神学校において第1回の日本聖公会総会が行われたときの写真です。
アングリカン三派が大同団結して一つにまとまり、日本聖公会が設立された日でした。
(前列左から3人目がウィリアムズ主教)
今年は日本聖公会宣教150周年
聖公会による日本での宣教は、1859年(安政6年)にジョン・リギンズ宣教師、チャニング・ウィリアムズ宣教師が長崎に上陸したことによって始まりました。
当時29歳であったウィリアムズ宣教師は来日後、長崎で8年間宣教に携わり、明治維新直前に一時帰国、1869年(明治2年)に再び来日し、大阪を中心に 伝道をしていましたが、1873年(明治6年)に禁教令が解けると東京に移り、 翌年、東京・築地に立教学院の前身となる「立教学校」を開校しました。
聖公会による日本での宣教は、ウィリアムズ宣教師らの米国聖公会による伝道のほか 大坂地域は英国立教会(英国聖公会)が中心に、 名古屋地域はカナダ聖公会が中心となって行われました。
そして、ウィリアムズ宣教師来日28年後の 1887年(明治20年)に日本聖公会が誕生したのです。