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Alumni Special Interview

Withコロナの時代

立教大学に通った誰もが履修した英語の授業。今の1年生も週に3回授業があります。特にディスカッションなど、双方向でのコミュニケーションが重視される科目では、このコロナ禍においてどのように授業が行われているのでしょうか。
※このインタビューは7月上旬に行われました。

学生たちの今  Part.2 科目担当者に聞いたオンライン授業の実際
英語 芝垣亮介先生

―どのような形態で授業をされていますか。

英語の授業の中でも、みなさま最も興味を寄せられるのは特にディスカッションの授業だと思います。ディスカッションの授業では、10名で構成される1クラスを2グループに分け、各40分間のセッションを1クラス(100分)の中で2回行っています。ですので、学生は1クラスの中で、40分間のディスカッションと、60分間の課題を行います。

英語1
「オンライン授業の様子。全国各地から授業に参加」

―オンライン授業でどのような点が大変だと感じましたか。

授業内では、「間」だと思います。5名以上いるような場合、他者が話し終わってもうまく発言するタイミングを掴めない場合が散見されます。また、運営面では、学生が長時間画面を見続けるのを避けるため、授業内で画面を見る時間(教員による説明)を減らし、個別にできる課題を増やしています。学生からは課題が多いとの声があります。

―オンライン授業だからこそ良かった点はありますか。

欠席が著しく減りました。数値化はできませんが、激減という言葉がぴったりの状況です。それは、これまでの欠席が通学の手間が大きな要因であったことを意味しますし、結果として学生は、入念かつ緻密に構成されている授業内容を、飛ばすことなくしっかりと積み上げていくことができます。

英語2
「資料共有時も学生の様子を見ながら話をします」

―学生の様子や理解度はどうですか。

当初の予想に反し、オンライン授業は比較的好評であると受け取っています。前述の通学の手間のこともありますが、同時に、現代の学生はYouTubeを筆頭に、画面から情報を得ることに慣れていることが考えられます。録画された授業を見るオンデマンドスタイルでは、わからないところを何度も見直すことができるので、それも理解度に役立っていると考えられます。 実は、私のクラスには、北海道の学生が2名、愛媛の学生が1名いるのを始め、日本中から授業を受けています。着ている服に季節感の違いもあり、学生の間でも盛り上がっていました。そういったこともオンラインならではの面白さかもしれません。

※立教の英語教育については、こちらからご覧いただけます。
https://www.rikkyo.ac.jp/education/system/english.html


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