Alumni Special Interview
Withコロナの時代
3月3日に新しい寮の竣工式が行われるなど、箱根駅伝出場という大きな目標に向けて突き進んでいる陸上競技部。コロナの影響はもちろんありますが、それでも前を向いて頑張っています。
学生たちの今 Part.6 陸上競技部
―高いレベルでの練習を維持
活動自粛期間中は、監督からいただいたメニューに基づいて個人単位で練習をしました。長距離は、個人種目で特別な道具や環境が必要なわけではないので、多くの選手が比較的高いレベルでの練習を継続できました。
―大会がなくなり、目標を見失う選手も
一方で、チーム全体のモチベーションの維持は難しかったと思います。多くの選手が春先のトラックシーズンへ向けてコンディションを上げ、これからというところで試合がなくなってしまい、目標を見失ってしまう選手もいました。また、練習も1人で行わなければならず、競い合い助け合える仲間もいないということは、練習意欲の低下にもつながりました。
そこで、全選手が毎日チャットに練習内容目的感想などを書き込み、共有できるようにしました。チーム全員がどんな取り組みを行っているのかを監督だけではなく、全員で把握することで離れていながらも互いに刺激しながら練習ができたと思います。
―新入部員約20名が入部
今年度は、約20名の新入生が入部しました。2月頃から練習に参加してくれている選手も多く、3月末の段階ですでに新入生とは気軽にコミュニケーションはとれていたのはよかったと思います。緊急事態宣言によりチームとしての活動ができなくなってしまっても、新入生も日々の練習内容や目標管理シートなどを積極的に共有してくれたので、各選手の考え方や性格をより把握できたと思います。
―この状況をチャンスに選手主体でやってきた
個人的には、大学最後の年にこのような状況になり、思うような取り組みができず悔しいというのが素直な気持ちです。チームの目標でもある箱根駅伝予選会も例年通りの開催は困難で、どのような形式で開催されるのか、そもそも開催されるのか…日々不安な気持ちでいっぱいです。
しかし、このような状況は全国のチーム同じ条件ですし、むしろ他校との差を詰めるチャンスだとも思っています。もともと上野駅伝監督就任前は、専門の指導者がいない環境で競技に取り組んできたため、選手が主体となって考えながら競技を行えることがこのチームの強みです。先が見えないこの状況中でも自分たちができることを考えて取り組むことができれば、他校との差は詰まると考えています。
―昨年度からの大幅アップ予選会15位を目指す
今年の目標は箱根駅伝予選会で15位。昨年の23位から大幅アップです。箱根駅伝に出場するためには目線を高く保ち続けることが大切だと思い、チームとしてこの目標設定をしました。イレギュラーな形式での開催でも、この目標は下げずに頑張っていきたいです。
―校友の皆様へ
自分達が今このような素晴らしい環境下で競技に集中して取り組むことができているのは応援してくださる皆様のおかげだと日々思っております。まだまだ未熟なチームではありますが、箱根駅伝出場という形で立教へ恩返しができるように長距離部員一同日々練習に取り組んでいます。今後ともよろしくお願いいたします。
―この状況をチャンスに
箱根駅伝予選会も、どのような形式で開催されるのかと日々不安な気持ちでいっぱいです。しかし、全国どのチームも同じ条件なのでむしろ他校との差を詰めるチャンスだとも思っています。もともと上野駅伝監督就任前は、長距離専門の指導者がいない環境で競技に取り組んできたため、選手が主体となって考えながら競技を行えることがこのチームの強みです。先が見えない中でも、自分たちができることを考えて取り組んでいきたいと思っています。今年の目標は、箱根駅伝予選会で15位以内に入ること。イレギュラーな状況でも、昨年の23位から大幅アップという高い目標に向かって練習に励みます。
駅伝主将 増井大介(営4年)
※「立教箱根駅伝2024」事業