Alumni Special Interview
Withコロナの時代
今年で23回目の開催が予定されていた新座キャンパス学園祭IVYFesta。都心の池袋キャンパスの学園祭とは一線を画し、地元密着型の温かみある雰囲気が新座キャンパスらしさを体現しています。しかし、このIVYFestaも新型コロナウイルスの感染拡大を受け、中止することが決定しました。新座キャンパスの学園祭自体は23回目といえど、このメンバーでの学園祭は今年限り。学生たちにとっては、その年その年の学園祭が貴重な1回であることに違いありません。そんな学園祭の中止という大きな決断をした新座キャンパス学園祭実行委員会の委員長・飯野茉優さんに話を聞きました。
学生たちの今 Part.3 新座キャンパス学園祭実行委員会
―「残念」「悔しい」という気持ち
学園祭中止を決断した今、"残念""悔しい"という気持ちが大きいです。毎年、私たち実行委員も開催を楽しみにしていますし、できる範囲の準備も進めつつあったため、開催中止を決断した時は残念でなりませんでした。私個人としても、委員長として今年の学園祭を成功させるという大きな目標を達成できなかったことや、入部してくれた新入生に今年1年学園祭運営を経験させてあげることができなかったことに悔しさを感じています。
―地域の方々に支えられている学園祭だからこそ中止に
学園祭中止という決定に至るまで、幹部を中心に、「なんとか開催する方法はないのか、活動が制限される中でも進められる仕事はないのか」ということを考えました。しかし、新座キャンパスの学園祭は地域の方々に支えられていることを再確認し、安全を第一にしたいという判断になりました。中止の決定に対し、実行委員の中でも"残念"という声が多く上がりましたが、「来年に向けて今できることはあるのかということや今年1年を楽しむ方法はあるのか」など、積極的に前向きな話し合いを持つことができたことを誇りに思っています。
―引退までの残りの期間は来年以降のために
11月の引退までの期間は、来年以降の開催に向けて、毎年出る改善点の見直しなどができたらと考えています。また、新入生は学園祭を経験せずに先輩になってしまうため、仕事の引き継ぎも慎重に考え時間をかけて丁寧にしていけたらと思います。ほかにも、3年生の引退に向けて思い出に残るようなイベントも行いたいと思っていますが、新型コロナウイルス感染症の勢いがなかなか収まらないことが悔しい限りです。何とか今の状況でできることをやっていきたいと思っています。
―地域の方々、学生、実行委員が一体となる瞬間がIVYFestaらしさ
新座キャンパス学園祭の中で私が1番好きな企画は、「バルーン・イン・ザ・スカイ」というイベントです。これは、地域の方々や学生、実行委員が集まり、カラフルな風船を持って一斉に空に放つという企画です。大人気企画であり、毎年たくさんの方が参加してくださいます。空がカラフルに彩られる瞬間は、学生だけでなく、地域に住む多様な世代が参加するIVYFesta の特徴がよく表れたイベントだと感じます。また、空に放たれた風船は本当にきれいな景色を見せてくれます。来年こそ、この景色を見ることができればと思っています。
―学園祭を毎年楽しみにしてくださっている皆様、ご協力してくださっている皆様へ
今年は開催中止という判断になってしまいましたが、来年以降はまた開催できるよう実行委員一同頑張っていきますので、引き続きご支援よろしくお願いいたします。新座キャンパスらしく穏やかで明るい学園祭で皆様とお会いできるのを楽しみにしております。一日も早い新型コロナウイルス感染症の終息と、皆さまの健康をお祈り申し上げます。