町田立教会 公開講演会を開催しました
『バグを起こしたい』
2019年以来4年ぶり、町田市民文学館と町田立教会の共催にて無料講演会が開催されました。講師の若手作家、柚木麻子さんは同館で同時開催されていた遠藤周作展も観覧され、遠藤文学に関する柚木さんならではの解説もありました。
講演のテーマは『次世代につなぐもの』、冒頭「バグを起こすのが好き」との言葉から講演会が始まり、ユーモアを交え、力強くそしてしなやかな口調でお話は進みました。反戦、差別撤廃、ジェンダー平等!といきり立って叫ぶのではなく、若い世代がいつの間にか受け入れ、当たり前と思うような社会にするにはどうしたら?平等なコンテンツであるエンタメ業界が、人間教育にいかに貢献できるのか?と。「あれ?」と思うバグを起こすことで、メッセージが自然と受け入れられるコンテンツを作りたいとの思いを語ってくださいました。 後輩からのお願いは断らない、無料で利用できる図書館での活動にも力を入れているなどのお話もありました。柚木さんの「私が一番じゃなくてよい、どんどん後輩に超えて行って欲しい。」という言葉が耳に残り、自分の子供にもできるかぎり良質な情報に触れ、沢山の経験をし、自ら学ぶ機会を多く持ってほしいと思いながら会場を後にしました。