新校友の皆様へ（校友会長からのメッセージ）
ご卒業おめでとうございます。そして、校友会へようこそ。
このたびのコロナウイルスの流行拡大は、社会全体に大きな影響を与えました。その影響は大学にも及び、学生の皆さんに関わる各諸行事も中止となりました。大学としても苦渋の決断であったと思いますが、学生生活を「卒業式」という形で締めくくることができなかった皆さんのことを思うと残念でなりません。
このように先が見えない状況の中で、社会に出ていくことは大きな不安を抱えている人も少なくないでしょう。しかし、こういったときだからこそ立教大学で学んだことを活かし、広い視野で社会を見て、新しいことにどんどん挑戦していってほしいと思います。若い皆さん一人ひとりの挑戦が、社会を支え、世界を変える大きな力になるのです。
さて、立教大学校友会は約21万名を超える卒業生で構成されている同窓会組織です。皆さんは卒業と同時に校友会の一員となります。４月から新生活がはじまると、毎日新たな発見や楽しさがある一方で自由を謳歌していた学生時代とはうってかわった社会の厳しさに直面する人もいるかもしれません。そんなとき、ぜひ立教の先輩たちを訪ねてください。人生の先輩として、同じ学び舎で過ごした仲間として後輩たちの力になりたい、そう思っている校友が大勢います。大学生活はたった４年ほどですが、卒業後も立教大学と校友である皆さんとのつながりが消えることはありません。同じ立教大学の校友となる皆さんがこのつながりを活かし、より輝く人生を送っていくことを祈っています。
2020年４月 立教大学校友会 会長 和田成史
